3月度 東技会 開催
- togikai2019
- 4月21日
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2025.3.15 本日、東京学芸大学附属世田谷中学校で勉強会を開催し、中学校の先生方(大学生を含む)22名が参加してくださいました。今回の勉強会では、湘南工科大学 教職センターの尾﨑誠先生に「技術科における学習評価とは?」をテーマに御講演いただきました。
尾﨑先生は、学習評価の基本的な考え方を丁寧に解説され、主体的な学習態度、思考・判断・表現について、具体例を交えながら分かりやすく説明してくださいました。特に、次の問いには深く考えさせられました。
「生徒の学習を評価する際に、(指導の)差をつけようとしていないか?」
学習評価は、生徒の努力を認め、励ますためのものですが、評価基準を意識するあまり、教師側で指導の差を生み出していないか——この視点には改めて気付かされました。例えば、観点別学習状況を評価する際、ABCの割合を過度に気にすることで、評価の枠組みが指導に影響を与えてしまう可能性があります。本来、すべての生徒をB評価まで引き上げ、A評価の割合を増やすことこそが学習指導の目的であると、今回の講演を通して再確認できました。
また、主体的に学習に取り組む態度の育成についても、新たな視点を得ることができました。「態度」の形成には、「意識➡行動➡継続」が重要であり、それが「いつも〜している」という習慣として表れることを確認しました。この概念を「心の風船」という比喩で説明し、技術の授業を通じて生徒の内面的な成長を促すという考え方は非常に印象的でした。
学習評価は、多くの教育現場において重要なテーマです。本勉強会では、今後も学習評価を深く探究し、よりよい指導の在り方を考えていきたいと思います。尾﨑先生、本当にありがとうございました。 尾﨑 誠 准教授 | 教員情報 | 湘南工科大学


2024(令和6)年度も大変お世話になりました。ありがとうございました。2025(令和7)年度は、東技会も新しい体制で行っていきますので、よろしくお願いします!
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