2024.9.21 東技会
今日は、埼玉県東松山市立東中学校(東松山市)で勉強会を開催することができました。中学校の先生方(大学生を含む)16名が参加してくれました。
今回は、島根県安来市にあるTon-ton(Ton-ton トップページ)の大谷俊行様に来ていただいて、【木育】について講演をいただきました。
大谷様は、以前から本勉強会で研修会をやっていただいており、毎回多くの学びがあります。今回もめちゃくちゃ楽しくて、内容をまとめることが難しいのですが、木育をテーマに1時間講演をしていただきました。小学4年生にでもわかるように、分かりやすくお話をしていただきました。
例えば、木育の概念として、子どもを育てるための【○育】というものは、食育や保育などいろいろある中の一つが【木育】なんだという話をいただきました。また、木育とは、木を使えば木育ということではなく、そもそも木育の歴史、地球温暖化、人間の暮らしという背景から、私たち人間は自然とともにどのように生きていくのか、例えば、人間は森とどのように付き合っていくのか、森の豊かさとは?、炭素固定についてどのように理解していくのかなど有意義な話を熱く、楽しく学ぶことができました。
個人的には、御講演の中で、【炭素固定量の見える化】についての話が興味深く、木材の中にどのくらいの炭素含有量があるのかを計算してみようという活動は、生徒に新たな視点を与えるものだと感じました。そして、技術分野の学習を通して、木材で成果物を製作したときに、中学生が「私は炭素を固定したものを残したぞ」という意思表示が出来たら、素晴らしいのではないかと感じました。大谷様、本当にありがとうございました。
グループ討議では、木育を授業にどのように生かしていくのかについて、話し合うことができました。木育を技術分野の多くの学習場面で取り入れていくことができるのではないかという話になりました。これを受けて、私たち現場の先生方は、題材指導計画を見直し、内容の枠組みにとらわれない統合的な題材指導計画を考えていく必要があるのではないかと思います。
今年度も中盤戦に突入といった感じですが、日々、中学校の先生方は勉強をしています。
もっともっと多くの先生方と一緒に勉強していきたいです。
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