今回は、東京学芸大学こども未来研究所の田中様と大林様をゲスト講師としてお招きし、夏の研修会を開催しました。TECH 未来シリーズ*の教材を用いて「C:エネルギー変換の技術」「D:情報の技術」の授業検討を行いました。
※TECH 未来シリーズとは電池、モータ、導線、ギヤ、フレームなど31種類のパーツから構成されています。中学校技術・家庭科技術分野の「C:エネルギー変換の技術」や「D:情報の技術」に対応しており、ワークシートなどの授業資料とともに授業に活用されています。(参考:http://techmirai.jp/)
研修会第1部として田中様からは、これからの技術科教育に求められることを学習指導要領をもとに御説明いただき、TECH 未来の授業導入例を実際にブロックを組み立てながら確認することができました。
講師による学習指導要領の解説の様子
「C:エネルギー変換の技術」での導入例では平歯車のかみ合わせ、巻き上げ機、自動車モデルを組み立てて一連の授業の流れを確認することができました。
実際に組み立てながら指導のポイントを確認
解説動画を見ながら組み立て方法について確認
参加者が製作した巻き上げ機
参加者が製作した自動車モデル
また実際に組み立てていく中で生徒がつまずきそうなポイントを確認し、実際に授業でTECH未来を使用している先生を中心に、指導方法について意見交換を行いました。
研修会第2部では,「D:情報の技術」での導入例として,micro:bitと併用したプログラムによる計測・制御についてワークシートをもとに確認を行いました。今回は,信号機を例にプログラムによる制御を行いました。
一人一台タブレットを使用し、事前準備、プログラムの作成、書き込み作業の確認を行いました。
今回の研修会も、生徒が自ら問題意識をもち、試行錯誤を繰り返す重要性を学ぶことができました。また生徒自ら技術を活用し解決していくことのできる授業のヒントを得ることができた研修会でした。
講師の田中様、大林様、ありがとうございました。
今回の研修会の参加者は15名でした。東技会は年代や勤務地を問わず幅広い先生方と意見交換、情報共有を行なっております。是非、御興味のある方は,お問い合わせページより御連絡ください。
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